Oikawa Fly Fishing

小さくて美しい、偉大な魚をドライフライで狙います。 たまにTop water bass fishingも。

【オイカワ フライフィッシングのティペット】

【オイカフライフィッシングのティペット】

 

先日、ティペットとして使用している150m巻きのナイロンラインを使い切りました。2016年の冬前から使い始めて3個目。2年半で450mを消費した事になります。

バスのトップウォーターでは、100ydをスプールに巻いたら数年は余裕。実際に大きな魚も釣れてます。

f:id:yukkylucky13:20190626120844j:plain

(新品未使用ですが、30年物。Dupont社も保証範囲外でしょう。)

しかも新品だから良い訳ではなく、琵琶湖ではその日にたまたま巻いた”新品”の日本製14lbが一瞬で切られました。(今でも悔しい。)

 

話が脱線しました。

僕のオイカワのドライフライフィッシングでは、ナイロンラインをティペットとして使用しています。

 

イカフライフィッシングを始めたばかりの頃はTIEMCO社のリーダー(スタンダード)を使用していました。この9ftのテーパーリーダーの先端に結ぶティペットは何が良いのでしょうか?

 

色々悩みましたが、まずはとても有名でリーズナブルなT社の「◯燐」を購入しました。0.4号だったかな。これが実釣ではトラブルが多くて困りました。合わせ切れが多発したのです。結び目ではなくラインの中間で。魚には悪いことをしました。長期間、店舗在庫として棚に保管されていて紫外線などの影響を受け劣化していたのでしょうか?今思えばしなやかさに欠けていたかなぁ。

 

これでは釣りにならないので釣具店(チェーン店)で様々なナイロンラインを手に取り、時には購入して色々試したのです。でも「これだ!!」という製品には出会えませんでした。関係ないけど鮎専用ラインの高価な事!

 

リーダーに関しても浮力を求めて迷走し、結果としてPEライン約100lbを5ftくらいに切り出して使用を開始した頃です。

 

そんなこんなでティペットについては答えが出ないで悩んでいたのですが、別の釣具店(プロショップ)さんでとても良さそうなナイロンラインを見つけたのです。

 

UNITIKA社のSilver Thread Trout Clearです。

 

適度なハリと、しなやかさ。ストレートに伸びて捻れが無い。長時間使い続けていてもスプールから取り出した時のクオリティが粘り強く持続しているような気がします。劣化スピードが遅い感じ。

f:id:yukkylucky13:20190626121246j:plain

コストパフォーマンスも良好で、150m巻きの実売価格は¥600程度と優秀です。

これらの理由から僕のオイカフライフィッシングの重要アイテムになりました。釣具店さんで見かけるとストックが充分あるのにひとつ購入しそうになります。

2lb以下のラインナップが無いのが残念ですが、トラウト用ですからね。僕のワガママです。

 

 

Silver Thread Trout Clearのサマリーです。

 

2018年の1年間の釣行回数が108回。1釣行あたり3時間として年間324時間。これを単純に2年半で810時間。

 

《この2年半の単純平均では以下の通り》

 

1時間で約55cm使用です。3時間で5ft程度なので釣行毎に1回交換くらいの感覚か。

また3スプールで1800円、2年半で270回釣行として1釣行あたり@6.7円と優秀です。

 

このUNITIKA社のSilver Thread Trout Clearを使用してから合わせ切れは皆無です。(当たり前か)

 

魚からも見つかり難いのかなぁ?

それは分かりませんが、オイカワはそんな事あまり気にしてなさそうだけど。

まだ使用経験のない方は、ぜひ一度いかがでしょうか?

 

さて、今度はティペットの長さです。

 

あまり長いとキャスト時に伸び切らず、オイカワの着水即バイトに対応出来ません。また風の影響も強く受けます。河川の下流部の開けた河原で釣りをする事が多い為、これも無視出来ません。

 

逆に短すぎるとフライラインやリーダーの影響を受けドラッグがかかり易くなりドライフライが不自然に川面を流れる原因なります。これではオイカワに見切られやすい。

また極端に短いとキャスト時にティペットが切れやすくなります。プレゼンテーションの際もリーダーやフライラインの着水位置とフライの位置が近くなり魚から警戒される可能性が高くなるとも言えるでしょう。

僕は技術でカバー出来ないので、これらの中間値で出来るだけ長くします。

 

具体的には5ft以上、7ftもたまに。

 

風が無く、流れの速い場所ほどティペットを長くします。長い方がキャストを楽しめて、魚も釣れる。気がします。

 

 

ただ、長いティペットとPEラインの組合せはロッドに絡まるので注意が必要です。

 

魚をかけてラインを手繰る際、トップガイドよりもリール側にフライラインとリーダーの結束部がある場合は、特に絡まりやすい状態にある言えるでしょう。

魚の口から針を外しリリースした後、次のキャストをしようと立ち上がると絡まってます。

釣りのリズムが乱れる上に、今そこにいるオイカワを釣り逃す可能性も有りますから出来るだけ避けたい状態です。

 

ロッドティップは下流側に向けて置く事や、フライラインの先端はトップガイドを越えて巻き込ままない等の対策で、釣りのリズムをキープします。

 

逆に、釣りが楽しめてない場合はリズムを作る為にティペットを交換する事も有効です。フィールドで時間をあけてアプローチする事になり、ポイントも気持ちもクールダウンか、リフレッシュさせる事が出来るでしょう。

 

もちろんハリスもリフレッシュされます。

リズムが悪い場合や作り出せない時は積極的に交換しましょう。

なんといってもSilver Thread Trout Clearは5ftで約6円ですから。