【リーダー代用品の考察】
【リーダー代用品の考察】
フライフィッシングではフライラインの先端にリーダーを結び、その先にティペットを結びます。 またリーダーからティペットまで一体になったものがあり、それらは概ねフライライン側が太く、フライを結ぶ側が細くなってます。
僕のドライフライの釣りではラインもリーダーもティペットもフライも、全てが常に水に浮いてる方が良いのですが、浮力維持の面では市販品のリーダーでは物足りないのでした。現在、僕は直径0.57mmのPEラインを5フィートくらいにカットしたものをリーダーとして使用しています。ですから、フライライン側もティペット側も共に同じ太さです。その先端はループ状に仕上げてますので、ティペット4〜5フィートくらいをループ to ループで結んでいます。
ご存知のように大抵のPEラインはその比重が1.0より小さい為、水に浮きます。
ただ、細い糸が編み込まれた形状のため、時間が経つと水分を内包し沈みます。
ポリエチレンは一般的に比重が0.91〜
ポリプロピレンは同0.90〜
ポリエステルは同1.38〜
僕の考える条件を満たす物が無いか、身の回りにある物の中から、これらの素材で僕のフライフィッシングのリーダーとして利用出来そうな物をいくつか試してみました。ここではPEライン以外、ターン性能は考慮しません。
初心者だからこそ出来る事があるんです‼︎
左からティムコ 、水糸、ミシン糸、ユニスレッド8/0
【水糸 】(ポリエチレン100%)
ホームセンターで購入。100m 100円。 コスパ最強。色最悪。 ゴワつきがかなりある。力を入れて引っ張ればそれなりにストレートになる。使用開始1時間程で沈みだした。水を切る為、キャスト時に5往復くらいすればそこそこ浮く。総合40点。
【ミシン糸】(ポリエステル100%)
#60。ファールドリーダーを作成して使用。 仕上がりが太くて荒いためか、水を内包しやすいようで、残念ながら失敗。総合20点。
【ユニスレッド8/0】(ポリエステルらしい)
ファールドリーダーを作成して使用。 ミューシリンを擦り込んだり、シリコンオイルをスプレーしたりと策を施したけど、僕の求める浮力維持は出来なかった。総合60点。
【PEライン】(ポリエチレン??%)
頂き物なのでスペックは不明。10号程度。 レベルラインだけどターン性能なんかは問題無いと考えます。とにかく浮きます。でも時間と共に沈みもします。そんな時は水気を取ってからミューシリンを塗ります。しなやか過ぎてロッドに絡む。総合70点。
PEラインの直径が細い物でファールドリーダーを作成しようかと思って探すと、ワカサギ用やアジング?用などがあるようです。ところがこれらは高密度で比重が1.00より大きくしてあります。これではダメなんですね。
ポリプロピレンの水糸なんかもホームセンターにあります。水糸はこれ以上試す価値があるとは思えないし。
あとはナイロンの釣り糸20lb→12lb→8lbを3段でテーパーリーダーとして使用してみたり、市販のナイロンテーパーリーダーを使用しましたが、今ひとつでした。
素材も大事だけど、線維の縒り方と仕上がりの形状で水の切れも変わってくるし。
うーん。難しい。
ポリリーダーなる物はどうなのでしょう。フローティングのフライラインが時間と共に沈む事を考えると同様なのかな、期待薄です。
ナイロンでトップウォーター用の中空ラインがありますが、琵琶湖で新品の14lbを為す術なく一瞬で切られてから嫌いになりました。ドラグ調整を怠った自分の責任ですけど。
結局、沈み出したら水気を拭き取り、ミューシリンを塗布するのが一番なんでしょうか?
悩ましい。