Oikawa Fly Fishing

小さくて美しい、偉大な魚をドライフライで狙います。 たまにTop water bass fishingも。

【手軽に】

【手軽に】

釣針に鳥の羽根などを巻き付け、水辺に住む昆虫の様に見せかけ、魚を騙して釣る。

子供の頃から毛針については、これぐらいの知識でいました。

フライフィッシングについては世界各国で古くから多くの釣り人に愛されている事や、そのキャスティングがとても難しい事は知っていました。

 

 また、実際に釣りをするにも何時間もの移動時間を費やしてようやくたどり着く渓流で行うイメージです。釣り方については闇雲にキャストを繰り返すのではなくフィールドを詳細に観察して釣り人側が道具立てや、選ぶフライをフィールドに合わせる事を重んじる釣りだと感じていました。

また、様々なツールが必要で、それらの価格も決して気軽に始められるようなものではないと感じていました。

 

数年前、フライフィッシングの道具や対象魚、釣果などの情報を調べていると僕が考えていたよりも気楽に楽しめる事と、意外に簡単に道具が揃う事、そして近場のどこにでもあるような河川でその釣りを愉しんでいる方が多い事を知りました。

 

そして、2016年の秋、近所の河川でオイカワのフライフィッシングを始めました。

(自身の備忘録とこれから始めるかも知れない方のお役に立てるかも知れないので、記述します。)

 

 

フライフィッシングのリールやロッド、ライン等が一揃いになったセットをネット通販大手さんで購入しました。これは20,000円程で購入できました。

その中にはフライが5個入ってましたが、ドライフライは3個でした。すぐに無くすでしょうから完成されたフライがいくつか必要です。またリーダーやティペットも予備が必要ですのでこれらを購入するために、釣具店に行きました。

 

いざ、釣具店で。

 

尻込みです。浅はかでしたね。

完成フライに関しては、そのバリエーションの豊富さに不勉強だった事を反省しました。何を手に取れば良いのか全く分からないのですから。意気揚々として釣具店に入店したのは、ほんの15分前。

その日はお馴染みのルアーコーナーにいても落ち着かないので、一旦ヤメにしました。仮にお店の方にフライを見繕っていただいても、自分が納得して購入する訳では無いので、後日出直します。

 

家に帰ってから、昔買った【テツ西山のフライフィッシング講座】(故 西山 徹氏 著作)を探して読んで、勉強しました。

 

ドライフライの大まかな分類と代表的な名称を覚え、オイカワに相応しいフックのサイズを想定し、実際に完成品を買うのと、マテリアルを購入してタイイングする事のメリット、デメリットを勘案しました。

 

結果、“愉しみ”の部分でもコスト的な事でもタイイングする事を選択しました。

天候が悪く釣りに出掛けられない時でも、タイイングが出来れば“釣り”を愉しめますから。

 

そうなると、タイイングのツールとマテリアルが必要になります。

タイイングバイスは更に勉強が必要そうな道具なので、取り敢えず身近な物で代用します。

 

ハックルプライヤー、ポピンホルダーとウィップフィニッシャーは釣具店で購入。その他のツールで必要そうな物は手芸店や100円ショップで購入です。

 

マテリアルに関してはフライフック、ダピング材「ブラウン)、ハックル(ホワイト)の小分けしたパック、スレッド8/0(ブラック)テール材を釣具店で購入しました。あ、エアロドライウィング(ピンク)も。

 

初めてのフライタイイングにかかった費用はツールとマテリアルを合わせても10,000円以下です。

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まず始めにこれらを購入しました。

この後、ホワイティングのコックサドルを購入しましたが、一生使っても余る量があります。

ターキーやグースバイオット、ピーコックハール。色違いのポスト材やスレッド。これらも後に購入しましたが、価格は安いのでこれからフライフィッシング、タイイングをしてみようという方は、最初から購入されても良いかと思います。

 

初めて巻いたフライがこれ↓

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ま〜大変。酷い仕上がりですが、そのまま手直しせずに掲載します。記念に(?)使ってません。

 

フライフックはTMCの900BL #18を購入したのですが、BLがブラックなのかバーブレスなのかさえ知りませんでしたから。

 

僕のOikawa fly fishingの初期費用ですが、先のロッドやリールのキットと、必要最低限のタイイング関係で、約30,000円程度でした。

エントリーモデルかそれ以下ですが、一揃いしました。(タイイングバイスは別とします。)

 

様々な困難を乗り越えて(大げさ)の僕のOikawa fly fishingがスタートしました。

 

当初、キャスティングに関してはほとんど出来ていませんでした。コツすら掴めませんでした。

それでも、オイカワは釣れてくれました。

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先の【テツ西山のフライフィッシング講座】を読み返してなんとか釣りになるキャストが出来るようにはなりましたが、まだまだです。

 

“大人”になって随分時間が過ぎましたが、新たな発見や僅かながらもスキルの上達が感じられる日々が続いている事は幸せな事です。