釣行記 ‘22/7/10
M川、14:15〜16:30、曇り。
雨上がりの午後、川は増水し少し濁りがあるか。いつもより荒れた水面を折れた枝や葉などが流れていく。
川の真ん中に立つ僕の目の前に、空から白い羽根がゆっくりと落ちてきた。
雨の滴を纏う川縁の葉が、時々射す陽光に輝き美しい。川には様々な種類のトンボが飛び交い、まだツバメもこの辺りで見る事ができる。
僕の中にあった焦燥感のようなモノが消えた。
14:00過ぎ、天気予報通りに雨が止んだ。
今日の曇り空が僕には心地良い。
フライはクイルボディパラシュート#16(マルトc46FW)ストリップドピーコック。
昨日までは反応がなかった場所から大きなオイカワが出てくれた。
水面から婚姻色のオレンジ色が鮮やかに見えるバイトシーン。理想的だ。
銀色のオイカワも良型が釣れる。
そして夏色も。
今日はフライを2個もロストしてしまった。1つはおそらくクリンチノットの不完全が原因で、結んだ次のキャストでもう水面にフライは落ちてこなかった。あと1つは対岸の葦原に捕まりそれっきり。それでも僕の中に焦りや怒りのような感情は現れなかった。
誰のモノか分からないが白い羽根の効力か。