memories 2 【もうすぐ夏になる頃の話】
私の体験を綴ります。30年以上、もっと前の話。
オイカワではなくブラックバスのトップウォーターフィッシングが背景にあります。
こちらは1999年〜2004年頃に私が運営していましたホームページからの転載です。当時【episode】として掲載してましたが【memories】の方がしっくりくるかと。
【もうすぐ夏になる頃の話】
中学生の頃。
その日は友達のK嶋君とK谷君がの釣り場にいた。
ブラックバスが釣れると聞いて、ルアー釣りを始めたらしいが、今日はまだ釣れていないらしい。
私のルアーBOXには4個か5個の国産ルアーが入っていた。
いつも真っ先に使うのは【ダイワのフローティングミノー】。
あまり釣れた記憶が無いが一番最初にラインに結んでいた。
夕方になり、K嶋君と隣り合わせで釣りをしていた時、興味深い事が起きた。
K嶋君が投げたルアー【フローティングのクランクベイト】が着水と同時に水中に引き込まれた。
信じられない光景。
バスが水面に落ちたルアーを食ったのだ。
しかも着水と同時に。
考えた。
バスは水面に落ちてきた物を食べる?
追いかけて来たのか、たまたまそこで待ち伏せしていたのか?
空中を飛んでくるルアーがトンボか何かに見えて、
水面に落ちるのを待ってる???
猫が動くものに興味を示すのと同じで体当たりしてきた?
とにかく衝撃的な事実だった。
鮒や鯉釣りでは味わえない興奮があった。
激しくアタックしてきたそのバスのおかげで
トップウォーターフィッシングにはまった。
疑問の答えは未だにわからない。
もうすぐ夏になる頃の話。
©︎ 1999 yukkylucky13