【オイカワ フライ タイイングの偏好】
【オイカワ フライ タイイングの偏好】
僕はカーブドシャンクに巻いたクイルボディパラシュートを多用します。クイルに関しては、ほぼグースバイオットとターキーバイオットを使用しています。
これらのマテリアルは巻き上がりの見た目がとても格好良く、虫っぽい体節が表現出来ます。
また、ダビング材などと比較すると浮力維持に優れていると感じるので、その使い心地からティペットの先に結ぶ事が多くなります。川の藻類を掴み難いのもポイントです。
ターキーバイオットクイル
ピンセットでつまんだ側の羽根を主に使用します。
バイオットクイルは巻き付ける向きを変える事でフリューの出ないフラットで色彩のコントラストが美しいボディを作る事も出来ます。
グースバイオットとターキーバイオットそれぞれの特徴ですが、一般的にグースバイオットはターキーバイオットよりも全長が短く、ハリが有り発色が強い。反対にターキーバイオットは長めで柔らかく、透明感が有ります。
写真 上段 ターキーバイオット
下段 グースバイオット
フライのボディに体節を沢山表現したい時には、長くて柔軟性があるターキーバイオットを使用します。先端側の幅の細い部分を密に巻きます。
ターキーバイオット、グースバイオットを各色巻いてみましょう。
カラーの参考にして頂ければ幸いです。タイイングの技術は無視して下さい。
フックは全てマルトc46FW#16を使用します。
ポスト材はエアロドライウイングのシナモン。ハックルはコックサドルのグリズリーです。
※フライには歴史とレシピが有ります。僕のマテリアルの使用方法で気分を害される事があるかも知れませんが、ご容赦下さい。
Natures Spirit / Turkey Biot Quills / Rusty Spiner
Spirit River / Turkey Biot Quills / Trico
Spirit River / Turkey Biot Quills / Lt.Cahill
Spirit River / Turkey Biot Quills / Medium Dun
Spirit River / Turkey Biot Quills / Brown
Spirit River / Turkey Biot Quills / Mahogany
Axisco / Goose Biot Quills / Green
フライのボディの色の違いで釣果に差が出るのだとしたら、それはオイカワの色彩判別の能力よりも釣り人のモチベーションの方が大きく影響しているのではないでしょうか? オイカワの場合に限ってですが。
フィールドで釣れない時間帯の閉塞感を打開するにはフライの色を変更してみて下さい。
すぐに釣れたとしたら何が良かったのかを考えてみてはいかがでしょうか。
次も同じようにいくでしょうか?
色の事も色々考えると愉しいですね。
クイルボディに使用するグースバイオットやターキーバイオットは、僕のオイカワ フライ フィッシングに欠かせないマテリアルです。水の切れが良く浮力維持と耐久性に優れ、巻きやすい。カラーバリエーションが豊富で巻き上がりのシルエットが格好良い。 素晴らしいマテリアルです。