雑記 8 【そこまで言うか⁉︎】

私の主観です。

【そこまで言うか⁉︎】

「そこまで言うか⁉︎」

以前、友人と釣りの話をしていた時に意見の相違が鮮明になった事がありました。2人とも経験のない釣りに関しての意見交換中の事でしたが、僕が引き下がらない事に対して友人が言った一言です。

その釣りと言うのはチヌ釣りなんですが、僕はこの釣りに関して総じて繊細であり道具立てに拘る理由はその戦略にあって、能動的だけど静かにその時を待つ釣りだと主張しました。

対して友人はルアーで、しかもトップウォーターでも大物がバンバン釣れるターゲットであり釣り方に拘らなくても釣れたらなんでもいいと言うのです。

さらに、釣り番組などで筏の上の竿捌きを見ているとターゲットに対してタックルがミスマッチであり、もっと強いロッドやラインを使うべきだと言うのです。

穂先の繊細なロッドや細いラインには拘りの理由があるのだと僕は知りもしないで訴えたのですが、その時は友人に論破されそうだったので

「目的やコダワリなく、ただ魚が釣れて喜ぶだけの人は別に趣味が魚釣りじゃなくても良いんじゃないの？」

と言ったのです。もちろん僕の本意では無いのですが、これに友人は呆れてしまったわけです。

そんな事を思い出しながらですが、皆さんは釣りから帰って、たとえば自宅で入浴中に今日釣った魚（釣れなかった魚）を思い出す時にはどんな場所で、どんな道具で釣り方で、上手くいった事、失敗した事…。これらを含んで思い返しませんでしょうか？

僕はその積み重ねで思い入れや拘りが構築されていき、より釣りを愉しめるのだと考えるのです。

また仮説を立て実践し、結果を評価して次の仮説を立てる。たとえ釣果が無くても、このステップを繰り返す事自体を愉しむ事はできると考えるのです。

そして仮説で着想した繊細な穂先や細いラインの結果が良くても悪くても次の戦術の糧になれば、より釣りを愉しめると考えます。

ところが友人は結果ありきだと譲りませんでした。釣れない釣りはつまらない。釣り方に拘って機会を失い、1日を無駄（彼の言う無駄は釣果がない事）に過ごして何が楽しいのかと。

僕としては、例えば職業としてカツオの一本釣りをしているならそうかも知れませんが、（例えばです。失礼。）釣り人は魚を釣り上げる為に少なからずなんらかの努力をすると思うのです。それを含めて愉しむのが趣味の釣りの本質で、もちろん釣り上げる結果も必要かも知れませんが、釣れなくても愉しめる部分は沢山あると考えるのです。

最近では、僕がオイカワをドライフライで釣っている事をバカにする知り合いの釣り人がいます。彼は僕に「大きくもない雑魚を釣って逃がして何が楽しいの？」と言います。別にバカにされる事は問題ではありません。

ただ、他人の釣りをバカにする釣り人は、釣りの愉しみ方が人によって違う事を理解できないのです。愉しみ方は沢山あり、釣れる事そのものや釣った魚のサイズや数が最重要ではないのです。

僕としては全ての釣り人が何かの拘りを持って対象魚に向き合っており、そもそも何故、魚釣りをしているのかという目的が満たされる事が大事だと伝えたかったのですが、チヌ釣りの件では経験した事もない上に、つい余計な事を言ってしまったのです。

まぁ、これが僕のダメなところです。

魚釣りは、もっとお気楽で良いとも分かっているのです。分かっているのに、一言多いのは僕の拘りなんでしょうか？ただ気がつけば余計な一言を発しているのですね。釣りに限らず…。

全国の一言余計な皆さん。

言わずにはいられないのはよく分かります。でも、くれぐれも相手を傷つけないよう、そしてご自身が損をしないようにご注意下さい。

これが一言多い…ですね…。